ミニカー 2012/8/13


 4輪ともタイヤを紛失したケースです。
一つでも見本があればコピーを作るのが楽なのですが、見本が全く無いケースというのはつらいものがあります。
 ゴムに類したもので作ろうかとか、最初はいろいろ考えたのですが、不都合もいろいろあって結局エポキシ樹脂系の硬いタイヤに落ち着きました(左図)。

 まずタイヤの原型をつくる必要があります。限られた手段で工作するわけですから凝ったことは出来ません。
 左図のような一種のキャップのような単純形状のものをワックスでつくりました(右図)。

 旋盤があればいとも簡単でしょうが、ここでの制作方法は簡易ボール盤を使ってワックス材を回転させ、彫刻刀をバイト代わりにして削り出しました。柔らかいワックス材ならではの方法です。
 このワックス型は精度は良くはありませんが、とりあえず形ができれば良しとして、これを原型にして樹脂による複製を4個つくりました。黒の塗装をして、タイヤホイールに接着して完成です。