材料の板取に印刷下図を活用
2013/12/3


      ハッチバック完成図

 トミカのミニカーの一種、ハイパーレスキュー車です。後ろのハッチバック扉が跳ね上がって開くのですが、 扉を開閉させるアームのトビラへの付け根が弱く、子供達が開け閉めして遊んでいるうちに壊れてしまったようです。
 このアームはアルミ鋳物(?)でできているため、再び扉に接合させる手段が見つかりません。ものは試しでアルミ 溶接をしようとしたら、ひどく低温で鋳物が溶けてしまいました。これの材質って何なのでしょう?


     アーム先端が折れました

 かといってアームの先端を付き合わせ接着してみたところで、強度がでないことは目に見えています。
 扉のアームが接合していた部分は平面状になっているので、アームの側に平板を取り付ければ、これを扉の 平面に接着することが出来そうです。
 破損したアームは利用のしようが無いので、アーム部分をそっくり他の材料で作り直してみる計画をたてました。


   印刷下図   切り出した部材


   ロー付け後    塗装後


    トビラにアームを接着

 手近にある薄鉄板を利用して作ってみることにしました。左図のように、4個の部品を作るだけで済みます。
 簡単形状のものは板材に直接図形をケガけばOKですが、複雑なものとか、角度やカーブが付いているもの とかは直接ケガくのは難しいです。おまけに扱っているものが細かいものが多いので、なおさら困難といえます。
 そこで私がやっている方法を紹介します。

  1. パソコンの描画ソフトを使って必要なパターンを画面上に 描きます
  2. それを裏に粘着剤が塗布してあるラベル用シートに実寸大 でプリントして下図とします
  3. 印刷下図を部材に貼り付けてケガキ線の代わりに 利用する
    というものです。

 アーム部分のみ印刷下図を作成し、あとは単純形状ですから部材に直接線を引いて切り出しました。
 部材をロウ付けで組み上げたものが左図です。白の塗装を施しました。これをトビラに接着すると下の写真 のようになります。
 これを車に組み付けたものが冒頭の写真です。 強度については、アームは鉄製なので簡単に壊れないと思いますが、問題になるとすれば接着強度の方でしょう。


 プリンターで実寸を印刷するには:
 CAD系とかベクトル描画ソフトに類するものは数値入力可能なのでほとんど問題ないと思います。
 それに引き換え、ビットマップ描画ソフトでは pixel が単位となるため実寸換算が面倒と思われます。その時は印刷倍率を加減しながら何度か印刷を試みて倍率を割り出すのが簡単です。